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コラム

  • 士業の人たちってどれくらいホームページに力を入れているのか、調べてみた。


平成25年3月1日

ブログを初めてから約1年半、HPを作成してから約1年が経ちます。
当初「誰も見ないよね、こんなもの」といった感じで始めたのですが、
ブログでは一時はかなりのアクセスを得ることができ、
希望検索ワードでの順位もいいところにつけることができました。
ただ、ブログにはアクセスを獲得するいろんなツールがありますが、HPにはそれが無い。
「HPはさすがにSEO業者に頼まないといけないだろう」と思っていたのですが、コツコツと作業をしていたら、それなりに検索順位も上がってきまして、「意外とグーグル様もちゃんと見てるのね」というのが今の率直な感想です。
目に見える結果が出るとけっこう熱中してしまうたちでして、今やHPが趣味と言っていいかもしれません。
それって暗すぎるし、モテないようにも思うんだけど、実際そうだから仕方ない・・・
とにかく、「金をかけずに希望検索ワードで上位に来てやる」と意気込んでいるのですが、
でも、これは競争相手がいることなので、
そもそも勝てる敵と戦っているのか?
それを知らねばなりませんね、ということで、データを集めてみました。

グーグルが何をもって順位をつけているのかは誰も完全には分かってはいないそうで、
でも、ある程度は「ここ重要じゃんね」と考え、それに適したページにすることをSEOと言うらしい。
それらのいくつかの要因については公開されているページなら分析ツールである程度知ることができます。
私が今回使ってみたのは「SEOアクセス解析ツール・バーサス」というもの。
これで、
「司法書士 大阪」「相続 大阪」「債務整理 大阪」の3つのワードで検索して、30位までに入ったページの内容を調べてみました。
ある統計によると、検索結果を何ページまで見るか?というアンケートに対して約70%の人が1−3ページと回答したらしい。つまり、70%の人にとって、4ページ以降つまり検索順位が31以下のサイトは存在していないも同然ということになるのです。
調べる内容は「グーグルページランク(略してPR)」「被リンク数」「有料カテゴリー登録数」「インデックス数」

「司法書士 大阪」の解析結果はこちら
「相続 大阪」の解析結果はこちら
「債務整理 大阪」の解析結果はこちら

これをですね、各項目ごとにマトリックスのようなものを作ってみました。

■PR

検語 検索順位 PR
7 6 5 4 3 2 1 0 不明
司法書士 

大阪
1−
10位
1 1 3 4 1
11−
20位
1 3 3 2 1
21−
30位
1 2 4 1 2
相続 

大阪
1−
10位
6 4
11−
20位
2 4 3 1
21−
30位
1 4 3 2
債務整理 

大阪
1−
10位
2 2 2 3 1
11−
20位
2 3 3 2
21−
30位
3 3 3 1


これを作ることに意味があるのか?とっても不安になってしまう表になってしまいました。
グーグルページランクとは、グーグルが唯一ページに対しての評価を公にしているものです。
被リンクの質と量を元に算定されていると言われていますね。
一般的なページはPR「1−3」、開設間もなければ「0」という状態であることもあります。
私のブログはPR「3」、HPは「2」です。
「司法書士 大阪」で上位にある「7」のサイトは求人情報のサイト、「5」のサイトは大阪司法書士会。ですから、それを除けばPRが「4」以上のページがたったの6サイトのみ。弁護士、司法書士、税理士のサイトがこれらに含まているのですが、やはり士業ではPR4のサイトを持つことは困難なようです。
この3つのワードでは、やはり「債務整理 大阪」で上位に来ることが困難なように思います。PR4のサイトが4つもありますからね。
これらのPR4のサイトは間違いなくSEO対策に多額の投資をしているでしょう。(断言)普通じゃムリです。
あと、「債務整理 大阪」で上位に来ているPR「0」のサイト。これも間違いなくSEO対策はしているでしょう。なんでかっていうと、PRが0のサイトが上位に来るなんて普通に考えたらありえないので、SEO対策で上に持ってきているとしか考えられないから。

■被リンク数

検索語 検索順位 被リンク数
11
以上


10


1 0 不明
司法書士 
大阪
1−
10位
4 1 2 3
11−
20位
3 1 3 3
21−
30位
1 2 2 3 2
相続 

大阪
1−
10位
5 2 3
11−
20位
3 2 4 1
21−
30位
1 2 2 5
債務整理 
大阪
1−
10位
3 2 1 4
11−
20位
2 1 4 1 2
21−
30位
2 1 1 5 1


被リンクを得ることがSEO対策上一番有効なように書かれているのをよく見ます。
「リンクを貼られているページは価値があるページだ」ということですね。
でも、残念ながら、このツール「SEOアクセス解析ツール・バーサス」、被リンクをちゃんと拾ってくれないのです。
当事務所のHPの被リンク数はグーグルウェブマスターでは400超ですが、このツールで解析するとたったの1。
ということで、これもまあ参考にならないな・・・。
次にいきましょう

■有料カテゴリー登録数

検索語 検索順位 有料カテゴリー登録数
7 6 5 4 3 2 1 0 不明
司法書士

大阪
1−
10位
1 2 3 4
11−
20位
1 9
21−
30位
1 1 1 1 1 3 2
相続 

大阪
1−
10位
1 1 1 1 3 3
11−
20位
1 1 2 5 1
21−
30位
5 5
債務整理 

大阪
1−
10位
1 3 2 4
11−
20位
1 2 1 1 1 1 1 2
21−
30位
2 1 6 1


士業の場合、
Yahoo!ビジネスエクスプレス 15万7500円
Jエントリー 3万6750円
クロスレコメンド (たぶん)4万2000円
iディレクトリ (たぶん)8万850円
e-まちタウン (たぶん)3万8000円
BPNディレクトリ (たぶん)8万4000円
SASOU Directory 8万4000円
産経LPO 4万7250円
にてこれらのカテゴリ登録を受けることができるのですが、これらの登録数を拾ってみたもの。
お金をかけているかどうか、一目瞭然の表になるのです。
これを見ればよくわかるのですが、やはり「債務整理」をキーワードにしているサイトは相当にSEO対策を施しているのです。そして、6つもカテゴリ登録をしても20位以内に入れないという・・・。熾烈です。
これに対して、今後の注目である「相続」は現状そこまでの競争にないということですね。

■インデックス数

検索語 検索順位 インデックス数
1001
以上
301

1000
51

300
0

50
不明
司法書士 

大阪
1−
10位
2 2 2 3
11−
20位
1 3 6
21−
30位
1 5 2 2
相続 

大阪
1−
10位
1 3 3 3
11−
20位
3 3 3 1
21−
30位
1 5 4
債務整理 

大阪
1−
10位
1 5 4
11−
20位
2 3 4
21−
30位
1 8 1


インデックス数とは、要はサイトのページ数。
これを増やすこともSEO対策上有効だと言われています。
恐らく、士業の場合、普通にHPを作成するとページ数は20前後になります。
300ページ以上あるサイトは意図的にページを増やしている場合が多いでしょうね。
ページ数を増やすことをSEO業者に依頼することは難しいでしょう。
自力でSEO対策をしたい人たちはここで頑張らなければいけないでしょう。
こうやって見ると、債務整理を狙っているところはページ数が少ない・・・・。
特色の出る表が出来上がったと思いますよ。


■まとめ

お金になること、例えば「債務整理 大阪」のような、トップページに来るだけで儲けることができるキーワードで上位を狙うなら、やはりお金をかけないと達成できないかな、といったふうに思います。

「司法書士 大阪」くらいのそこそこのキーワードなら自力でなんとか上位に行けるんじゃないのか?
そう思った次第。



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