コラムＣＯＬＵＭＮ
コラム
- 土地家屋調査士天国・和歌山はどんな登記が多いのか。
平成２５年３月２６日
このまえのコラムで「都道府県別／土地家屋調査士一人当たりの表示に関する登記の申請件数」を取り上げました。
これによると、土地家屋調査士一人あたりの表示に関する登記の申請件数って和歌山県が圧倒的に多いんです。大阪府なんて、和歌山県の１８％ほどしかありません。（＊管轄内に出された表示に関する登記の件数を管轄内の会員数で割ったものです）
そんなわけで、和歌山ってどんな登記が多いんだろうかと調べてみました。
登記件数はデータは平成２３年のものしかなかったのでこれを採用しました。会員数は平成２４年４月１日のもの。
何を調べたかというと、各登記の会員一人当たりの件数を、和歌山を１００％とすると、全国、東京、大阪はどれくらいになるのかというもの。
まず、土地です。
| 表題 | 分筆 | 合筆 | 地目変更等 | 地積更正等 | その他 | 総数 | |
| 全国 | 44.60% | 35.58% | 12.94% | 16.34% | 9.95% | 84.51% | 21.62% |
| 東京 | 14.32% | 18.02% | 4.79% | 3.63% | 2.04% | 4.29% | 4.76% |
| 大阪 | 16.16% | 14.48% | 5.17% | 4.50% | 3.01% | 48.95% | 9.10% |
地積更正（これには変更も一応含みますが）なんて調査士さんの一番儲けておきたいところなんですが、これが和歌山は東京の５０倍、大阪の３３倍申請されているわけです。やはり、すごいです和歌山県。
地目変更（これには更正も一応含みますが）なんかは、けっこうやっておきたいな仕事なんで、これも多いほうがいいんですが、東京の３０倍、大阪の２０倍以上。
やはりすごいです和歌山県。
全然必要ないんですが、グラフにしてみると
全国のその他の項目以外、和歌山の半分に届いていません。
次に建物を調べてみました。
| 表題 | 滅失 | その他 | 総数 | ||
| 普通建物 | 区分建物 | ||||
| 全国 | 108.65% | 942.72% | 128.64% | 150.49% | 132.86% |
| 東京 | 109.12% | 3693.79% | 162.20% | 245.08% | 196.19% |
| 大阪 | 97.14% | 2165.44% | 118.36% | 173.14% | 144.68% |
建物は和歌山は少ないのですね。
全国の区分建物登記の半数くらいが大阪と東京で申請されていて、和歌山はものすごく少ないので、これをグラフにすると、とても変なグラフになるのです。
まあ、マンションは例外として、登記全般に一人当たりの登記件数は多いということで、やはり和歌山県はすごいのです。
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