北埜司法書士事務所　Ｏffocial　Ｈomepage　

• 就職活動をしないで資格試験に挑むリスク＜その２＞
  

ナカオくん「おもろいことありましたよ」

イワモト「ハードル上げるよなぁ？」

ナカオくん「あのね、『めっちゃおもろい話があってな〜』とか言ったら、『おぉ、ハードル上げるなぁ』とか言うヤツいるじゃないっすか、そんなもん僕にとっちゃハードルにもならんわけですよ」

イワモト「それ、前コンパで言って、そのあとめっちゃスベってたよな？」

ナカオくん「スベってないですて、あいつらアホなんすよ」

イワモト「アホかどうかは知らんけど…。で？」

ナカオくん「この前ね、運送のバイトで加古川とか高砂のいなかのほうに行ったんすよ。僕と後輩の19歳くらいの若いやつと僕の先輩で2つ上くらいの人と、3人でね。で、軽トラ乗ってたんすけど、お昼どきになったもんだから『んじゃそろそろ昼メシにしとく〜？』みたいな話をしてるときに、ちょ〜ど、インド料理のお店を発見したんですよ。で、『ここ入っとく〜？』みたいな感じで入ったんすわ」

イワモト「おぉ、そういや、最近いなかのほうにもインド料理の店とかあるよなぁ」

ナカオくん「でしょ？で、これが想像を超えるめちゃくちゃ本格的なインド料理の店やったんすよ。扉開けたらお香の匂いがぷ〜んときて、入ったら右手に象の置物、壁一面よぉわからんタペストリーみたいなんが張っててね、店員さんはモチロンインド人、みたいな」

イワモト「えらいまた本格的やん」

ナカオくん「でしょ？で、ランチですからね、カレーのセットしかやってないんすよぉ。それをナンかライスか選べるんす。で、ま、後輩は19っすからね、ナンを知らないんすよね『ナンてなんすか？』って聞くから…」

イワモト「まさかそこちゃうよね？」

ナカオくん「ちゃいますよ！で、まぁビザの生地みたいなもんで、ちぎってカレーつけて食うんやと、お前、ナン食ったことないんやったらそれいっとけと、で、後輩は『わかりました、ナンいっときます』と。で、僕と先輩はライスっすよ。そしたら、あれってナンが焼きあがるんが早いから、ライスよりナンが先に来るんすよね」

イワモト「ほぉ」

ナカオくん「後輩にお前先食っとけと、で、わかりましたって後輩が食い始めて『あぁっうまいっすねぇ！』
とかなんとか言ってるあいだに僕らのライスとカレーが運ばれてきました。はい。」

イワモト「ほぉ」

ナカオくん「でも、ちょっと待てよ？？と…
スプーンが無いぞ？？と、
で、さっきから気になってはいたんですけど、テーブルにはおしぼりが一人につき二つ用意されてたんですよ。一つは最初に拭くやつね。じゃあ、まさかな…ってなりますよね？」

イワモト「あれか？めちゃくちゃ本格的なやつか？」

ナカオくん「そう考えるでしょ？なるほどな、と。そうきたか、と。そのためにもう一つおしぼりがあるのか、と。知ってます？インドでは右手は浄、左手は不浄とされとるんですよね。で、いっちゃいましたよ、モチロン浄の右手で」

イワモト「あ、ほんまにいってもたんや？？それ…食べにくいやろ？」

ナカオくん「そう思うっしょ？でもね、意外とね、いけるんすよね、これが。最終的には人差し指と中指の二本でいく感じになるんすね、あれ不思議なもので。『あぁ、全然いけるやん』とね、『手でいったほうが美味いくらいやん』とかね、言いながら先輩と僕、二人とも4分の3くらい食べたくらいのときにです、」

イワモト「ほぉ」

ナカオくん「店員のインド人が、め〜っちゃ気まずそうに、
両手にスプーンを一本ずつ持ってやって来たという…」

イワモト「スプーン忘れてただけかえっ！！みたいな？そこ、オチやな。おもろいやん。ハードル超えたかどうか知らんけど…」

ナカオくん「さらにおもろいことがあってね」

イワモト「とことんハードル上げるよな…」

ナカオくん「これをこの前コンパで話したんですよ。」

イワモト「そりゃ話すわな」

ナカオくん「普通ね、『店員め〜っちゃ気まずそうにスプーン持ってきてな〜』って言った時点でドッヒャア！でしょ？」

イワモト「普通、そうやな」

ナカオくん「それがね、『ドッヒャア』くる0.3秒前に、前に座ってたバカな女が『ちょっと待ってください！ナンを注文したのって先輩でしたっけ？後輩でしたっけ？』って言いやがってね。ソコかい！みたいな」

イワモト「なるほどな、おもろいやん、その子」

ナカオくん「全然おもんないっすよ！」

イワモト「あ、ごめん、俺、そんな話を聞きたいんとちゃうねん。」





＜次ページへ続く＞